2018.06.11
アヌシー国際アニメーションフェスティバル 2018 出展作家の後藤映則さんの作品が今年のアルスエレクトロニカ(オーストリア)でHonorary Mentions(栄誉賞)に選出、同時開催のSTARTS PRIZE’18でノミネートされました。
作品名“Rediscovery of anima”
太陽光を作品に当てると人の動きが浮かび上がる。
後藤さんの“toki-”シリーズから派生したプロジェクトで、存在しえたのに存在しなかったアニマの発見を試みている。
テクノロジーが発達し、映像があらゆる場面で消費されている現代において、動いて見えることの感動や好奇心を再び提示した。
- Prix Ars Electronica
- Computer Animation Honorary Mentions
軽石と紐で表現された人の動き。
もし3万年前に存在していたら、どのように使用されていたか?
- STARTS PRIZE
- Nomination
木でと太陽光で表現された歩く人の動き。
もし映画が誕生した19世紀に存在していたら?
後藤さんよりコメント:
このプロジェクトは平成29年度の文化庁メディア芸術クリエイター育成事業で採用されたものになります。この部門に原始的な方法で構成されている本作品が選ばれたのが意外で驚きました。
動きをどのように表現・記録するか、それは古代からつづく人間の好奇心でもあり欲望でもあるのだと思います。
引き続きこのプロジェクトは発展させていく予定です。