11月2日(土)〜3日(日)に「にいがたアニメ・マンガフェスティバル」が開催されます。
11月2日には、第16回文化庁メディア芸術祭優秀賞『グスコーブドリの伝記』の監督、杉井ギサブロー氏(第17回アニメーション部門審査委員)によるトーク&上映会を実施します。また、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門、マンガ部門の受賞作品を紹介する特別展示とプログラム上映を開催します。
にいがたアニメ・マンガフェスティバル
http://www.niigata-animemangafes.com/
会期:2013年11月2日(土)〜11月3日(日)
会場:万代エリア(万代シティBP2、新潟市マンガ・アニメ情報館)
古町エリア(古町5・6・7番町、新古町版画通、新潟市マンガの家、NEXT21ビル市民プラザ)
白山エリア(りゅーとぴあ4Fギャラリー、新潟県政記念館、上古町商店街(1〜4番町)
旧斎藤家別邸、北方文化博物館 他
「新潟市がアニメ・マンガ一色に染まる2日間」と題して開催される、「にいがたアニメ・マンガフェスティバル(通称・がたふぇす)」。2011年から開催され、今回で4回目を迎えるイベントです。
前年度は「万代エリア・古町エリア・白山エリア」で開催され、2日間で46,000人の来場者を記録しました。今年のテーマは「みんなが主役」。大人も子どもも、マニアもライトファンもみんなが自分の“楽しさ”を見つけられます。
(参考:「にいがたアニメ・マンガフェスティバル」ウェブサイトより)
文化庁メディア芸術祭国内巡回事業
会期:2013年10月30日(水)〜11月4日(月・休日)
トーク&上映会会場:i-MEDIA 国際映像メディア専門学校 実習棟(古町エリア)
展示・プログラム上映会場①:新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)4Fギャラリー(白山エリア)
プログラム上映会場②:新潟市マンガ・アニメ情報館(万代エリア)
料金:無料
■トーク&上映会
「情感の演出家 杉井ギサブロー 〜「アニメ」と「アニメーション」を創り続けた55年〜」
出演:杉井ギサブロー(第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員)
モデレーター:原口正宏(アニメーション史研究家)
日時:11月2日(土)12:30〜15:30
会場:i-MEDIA国際映像メディア専門学校 実習棟
※要事前申込 定員:180名(先着順)
※特別上映 『グスコーブドリの伝記』 杉井 ギサブロー
劇場アニメーション(第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞)106分
©2012 「グスコーブドリの伝記」 製作委員会/ますむら・ひろし
『鉄腕アトム』『まんが日本昔ばなし』『タッチ』『銀河鉄道の夜』など日本のアニメーション史上に名を残す作品に数多く携わってきた杉井ギサブロー監督。TVアニメーション作品をあえて「アニメ」と位置づけ、劇場で公開される長編の「アニメーション」と異なる制作手法で、独自の世界観を表現してきました。
昨年公開され、第16回文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞した『グスコーブドリの伝記』は、『銀河鉄道の夜』(1985年製作)に続く杉井ギサブロー監督による宮沢賢治原作の劇場アニメーション作品です。本作では、擬人化された猫のキャラクターをどう動かすか、キャラクターの表情をどのように表現するかなど、杉井監督ならではの技術面でのこだわりを見ることができます。
アニメーション制作の世界に身を投じて55年。その間、作品に情感を込める術を追い求めてきた杉井監督の、本作品への思い、そして見どころをお伝えします。
杉井ギサブロー
1940年静岡県生まれ。アニメーション監督。東映動画にアニメーターとして入社し、後に虫プロ創立に参加。「鉄腕アトム」演出。「悟空の大冒険」にて初 監督。 「まんが日本昔ばなし」「キャプテン翼」ほか多数の作品を手がけ、主な監督作品に「銀河鉄道の夜」「タッチ」「あらしのよるに」などがある。2012年夏 公開の宮沢賢治原作「グスコーブドリの伝記」が第16回メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞。
原口正宏
1962年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部西洋史学専修卒業。日本の商業アニメのスタジオと人脈の流れを専門的に研究。現在は東京工芸大学、神戸芸術工科大学、宇都宮文星芸術大学でそれぞれ非常勤講師を務める傍ら、雑誌「アニメージュ」の編集に従事。同誌の情報記録ページ「パーフェクデータ」を27年間にわたり担当中。編著・共著に「TVアニメ25年史」(徳間書店)、「劇場アニメ70年史」(徳間書店)、「富野由悠季全仕事」(キネマ旬報社)「タツノコインサイダーズ」(講談社)など。
<申込方法>
E-mailで、件名にイベント名を記載の上(1)氏名(複数人応募の場合は参加者全員の氏名)(2)年齢(3)住所 (4) 電話番号をご記入の上、お申し込みください。
申込締切:11月1日(金) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込先 : bunka@city.niigata.lg.jp (がたふぇす事務局)
■展示
会期:2013年10月30日(水)〜11月4日(月・休日) 10:00〜17:00
会場:りゅーとぴあ4Fギャラリー
『グスコーブドリの伝記』
杉井 ギサブロー
<動画用紙・絵コンテ展示>
作品の制作に使用された動画用紙や絵コンテ、ビジュアルブックなどを展示します。
©2012 「グスコーブドリの伝記」 製作委員会/ますむら・ひろし
少年「ブドリ」は、美しきイーハトーヴの森で、両親と妹の「ネリ」と毎日を幸せに楽しく暮らしていた。ところが、突然やって来た冷害でブドリはひとりぼっちになってしまう。森を出る決心をしたブドリは赤ひげの沼ばたけで働くが、やがてそこも寒さで収穫が途絶えることに……。あてもなく旅に出たブドリは、イーハトーヴ市を訪れ、クーボー博士と出会う。博士に紹介してもらった火山局でブドリは懸命に働き、逞しく成長してゆく。だが、あの寒さが再び忍び寄ろうとしていた。「あんなことは二度とあってはいけない。ボクにも、できることがきっとある」。愛する故郷と大切なみんなを守るため、ブドリはある決意をする。ますむらひろしによる猫をキャラクターとしたマンガ版をベースとして、宮沢賢治の世界を新たに構成した作品。
『GUNSLINGER GIRL』
相田 裕
マンガ(第16回マンガ部門優秀賞)
<複製原画、カラーイラスト>
複製原画やネーム原稿、カラーイラストなどを展示します。
© 相田 裕
舞台は、地域独立運動とテロの嵐が吹き荒れるイタリア。政府の秘密機関「社会福祉公社」は、生きる希望を失った重症患者の少女を集め、サイボーグ手術を施してテロとの戦いの尖兵としていた。彼女らは記憶を消され、忠実化の洗脳を受けて、バディである担当官の男性と疑似兄妹を演じながら、戦いに身を投じていく。美しいイタリアの風景のもと、テロリスト、一般市民、研究者、司法関係者……さまざまな人間たちの必死に生きる姿を描ききった、いわゆる「戦闘美少女」ものの枠を超えた、一大群像劇である。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
長井 龍雪(監督)/ 岡田 麿里(脚本)/ 田中 将賀(キャラクターデザイン)
テレビアニメーション(第15回ア二メーション部門審査委員会推薦作品)
<キャラクター設定資料>
新潟県出身の長井監督のメッセージボードとともに、キャラクターや美術背景などの設定資料を展示します。
©ANOHANA PROJECT
幼なじみで仲良しの小学生6人組「超平和バスターズ」。その1人、めんまが事故死してしまう。残された仲間はめんまの死によってトラウマを抱えながら高校生へと成長していく。そんなある日、主人公・じんたんの前に、死んだはずのめんまが突然成長した姿で現れたことをきっかけに、幼なじみたちが再び集結する。
■上映
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
日時:
11月2日(土) 15:00〜16:40 第1話〜第4話
11月3日(日) 15:00〜16:40 第5話〜第8話
11月4日(月) 15:30〜16:40 第9話〜第11話
会場:りゅーとぴあ4Fギャラリー 特設シアター
「第16回文化庁メディア芸術祭受賞作品―アニメーションプログラム―(90分)」
国内外から優れた作品を募集し、表彰する文化庁メディア芸術祭。江戸の大火事を舞台とした「火要鎮(ひのようじん)」や、ウサギを崇拝する人々を描いた「グレートラビット」、その他、手描きや人形アニメーションなど海外でも評価の高い受賞作品を中心として選んだ12作品、90分のプログラムです。
●白山エリア
日時:
10月30日(水)〜11月1日(金) 10:00〜17:00 (繰り返し上映)
11月2日(土)、11月3日(日) 10:00〜15:00 (繰り返し上映)
11月4日(月) 10:00〜15:30 (繰り返し上映)
会場:りゅーとぴあ4Fギャラリー 特設シアター
●万代エリア上映
日時:11月2日(土)〜11月4日(月)
会場:新潟市マンガ・アニメ情報館内ミニシアター
■マンガ閲覧コーナー (第16回文化庁メディア芸術祭受賞作品)
会期:2013年10月30日(水)〜11月4日(月・休日)
会場:りゅーとぴあ4Fギャラリー