2月8日(土)〜11日(火・祝)に開催される「第1回GUNMAマンガ・アニメフェスタ」にて、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で数々の受賞歴を誇る、群馬県出身の原恵一監督作品を特別上映します。あわせて、原監督の歴代受賞作品の絵コンテや設定資料などを展示します。また、第16回文化庁メディア芸術祭受賞作品のプログラム上映、マンガ部門の受賞作品の閲覧コーナーを設置します。
第1回GUNMAマンガ・アニメフェスタ
会期:2014年2月8日(土)〜2月11日(火・祝)
会場:ベイシア文化ホール(群馬県民会館)
料金:無料
群馬県初のマンガとアニメの祭典「第1回GUNMAマンガ・アニメフェスタ」は、昭和52年から続く、「県民芸術祭」の一環として新たに開催される「メディア芸術」の楽しさと魅力を紹介するフェスティバルです。県内外からマンガとアニメーション作品を公募し、入選作品、受賞作品を展示、上映します。
文化庁メディア芸術祭国内巡回事業
■特別上映
『河童のクゥと夏休み』
原 恵一
劇場アニメーション(第11回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞)138分
日時:2014年2月9日(日)12:30〜14:50
会場:ベイシア文化ホール・小ホール (先着500名)
© 2007 木暮正夫 / 「河童のクゥと夏休み」製作委員会
小学生の康一が、偶然拾ってきてしまった河童の子供クゥ。ある日、河童の仲間を探すために、河童の伝説が残る遠野へ、クゥと一緒に旅に出る。康一とクゥの交流を通して、人間の優しさ・醜さ、社会の怖さ・歪み、そして家族の大切さなどを見事な脚本と演出で描き出した作品。
■トークイベント(主催:GUNMAマンガ・アニメフェスタ)
「アニメーションのリアル、実写のアンリアル」
出演:原 恵一 (第6回・第11回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、第14回優秀賞)
氷川 竜介 (第14回〜第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員/アニメーション評論家)
日時:2014年2月9日(日)15:00〜16:30
会場:ベイシア文化ホール・小ホール (先着500名)
『クレヨンしんちゃん』シリーズをはじめ数々のアニメーション作品の監督をつとめてきた原恵一監督。2013年には、木下惠介生誕100年プロジェクトの一環として制作された『はじまりのみち』(松竹)で、初めて実写映画に挑戦しました。アニメーション作品で「リアル」にこだわってきた原監督は、実写映画の制作を通して何を感じ、何を得たのでしょうか。
文化庁メディア芸術祭で多数の受賞歴をもつ原恵一監督のスペシャルトークイベントです。
提供:松竹株式会社
原 恵一
1959年生まれ。群馬県出身。PR映画の制作会社を経てアニメ制作会社に入社し、「エスパー魔美」をはじめ数々のアニメの演出を手掛ける。『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』(2001年)はじめ、『クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』(2002年)は、第6回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞や第57回毎日映画コンクール・アニメーション映画賞など多数の賞を受賞し、大人も子供も涙する作品として話題となった。その後も『河童のクゥと夏休み』(2007年)やアヌシー国際アニメーション映画祭で特別賞と観客賞を受賞した『カラフル』(2010年)など精力的に作品を作り続け、国内外で高い評価を得ている。2013年には敬愛する木下惠介監督の実話を描いた『はじまりのみち』で実写監督デビューを果たし大きな話題となる。
氷川 竜介
1958年、兵庫県生まれ。東京工業大学工学部電気電子工学科卒業。在学中からアニメーション特撮専門のマスコミで、雑誌編集、音楽アルバム構成、執筆などの活動を行なう。IT系企業での技術者・管理職経験を経て文筆業で独立。雑誌やビデオグラム、ウェブなどに多角的な解説文を提供。テレビ番組『BSアニメ夜話』では「アニメマエストロ」のコーナーを担当、バンダイチャンネルのネット配信作品解説、池袋コミュニティ・カレッジで講師を務めるなど多方面で活躍中。著書に『20年目のザンボット3』(太田出版、1997)、『アキラ・アーカイヴ』(講談社、2002)など。
■展示
会期:2014年2月8日(土)〜2月11日(火・祝) 10:00〜17:00
会場:ベイシア文化ホール・展示室
『原恵一監督 文化庁メディア芸術祭受賞作品クロニクル』
<原監督直筆絵コンテ・キャラクター設定画等展示>
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で、大賞(第6回・第11回)、優秀賞(第14回)を受賞した3作品を、原監督直筆の絵コンテやキャラクター設定資料などとともに紹介します。
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』
劇場アニメーション(第6回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞)95分
© 臼井儀人 / 双葉社・シンエイ・テレビ朝日2002
春日部で平和に暮らしていたしんのすけが何故か突然戦国時代へとタイムスリップしてしまう。そこでひょんなことから、歴史上討たれるはずだった侍を救ってしまう。歴史を変えてしまうわけだが、そんなことはどこ吹く風とばかりに、しんのすけは政略結婚に巻き込まれたり、戦で戦ったり、と戦国時代でも大暴れ。そして、後から何とか車で(?)追っかけてきたひろし達とも再会をするものの、歴史の荒波は一家を大きく変えていく・・・
果たしてしんのすけ達はどうなってしまうのか?
そして、変えられてしまった歴史はどうなるのか?
『河童のクゥと夏休み』
劇場アニメーション(第11回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞)138分
『カラフル』
劇場アニメーション(第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞)126分
森絵都の小説をアニメ化。突然現れた天使のような存在、プラプラによって、天上界と下界の間で漂っていた「ぼく」の魂は、自殺してしまった中学生の少年・小林真の体に入り込み、人生の再挑戦をすることに。真が死を選んだ理由を知り、真と同じ生活を体験する中、この再挑戦の意味を考えるようになった「ぼく」は「ある事」に気付き始める。
© 2010森絵都/「カラフル」製作委員会
■上映
「第16回文化庁メディア芸術祭受賞作品―アニメーションプログラム―(90分)」
日時:2月10日(月) ①10:30〜12:00 ②14:30〜16:00
会場:ベイシア文化ホール・小ホール
「第16回文化庁メディア芸術祭受賞作品―映像プログラム―(120分)」
日時:2月8日(土)〜2月11日(火・祝) ①10:30〜12:30 ②14:00〜16:00
会場:ベイシア文化ホール・特設シアター(503会議室)
■マンガ閲覧コーナー (第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門受賞作品)
会期:2月8日(土)〜2月11日(火・祝)10:00〜17:00
会場:ベイシア文化ホール・展示室