第18回文化庁メディア芸術祭会期中に、パフォーマンス作品の公演や受賞者によるプレゼンテーション、審査委員やゲストがメディア芸術作品や本フェスティバルについて語るシンポジウム等のイベントを開催します。
文化庁では、文化庁メディア芸術祭受賞作品を中心に優れたメディア芸術作品を国内外で広く紹介しています。海外メディア芸術祭等参加事業では本年度、世界19のメディア芸術関連フェスティバル、施設にて展示、講演、上映等を行いました。
本シンポジウムでは、海外での展示・活動の模様・成果を紹介し、さらに企画展に出展したアーティストと担当のディレクター、国内外で活躍する美術家・マンガ家を迎え、グローバル化が進む現代における“同時代の表現”について広く議論します。
海外で活躍するアーティストの生の声が聞ける貴重な機会です。ぜひご来場ください。
日時:2月14日(土) 会場:国立新美術館[3階 講堂] 要事前申込
http://j-mediaarts.jp/events/symposium#11_1
http://j-mediaarts.jp/events/symposium#11_2
第1部 13:30-15:00
「変容するメディア芸術:芸術とエンターテインメントの〈間〉に」
出演:
楠見 清(「FILE2014」企画ディレクター/美術編集者/評論家/首都大学東京准教授)
三原 聡一郎(アーティスト/「FILE2014」出展作家)
宇川 直宏(エンターテインメント部門審査委員/現在美術家/京都造形芸術大学教授/DOMMUNE主宰)
モデレーター:
毛利 嘉孝(事業アドバイザー/東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科准教授)
ブラジル、サンパウロで開催されたアートフェスティバル「FILE 2014」に参加した企画展示[Where Heaven meets Earth (天と地の出合う場所)]の企画を検討しながら、新しいメディア環境下の芸術とエンターテインメントの関係の現在と未来を議論する。
第2部 15:30-17:00
「メディア芸術の諸相:マンガと日常/マンガの日常」
出演:
伊藤 遊(「ルッカ・コミックス・アンド・ゲームズ」企画ディレクター/京都精華大学国際マンガ研究センター研究員)
しりあがり寿(マンガ家/第15回マンガ部門優秀賞)
モデレーター:
吉岡 洋(事業アドバイザー/京都大学大学院文学研究科教授)
文化庁メディア芸術祭がカバーする領域分野の中でもマンガとそこから波及する文化に注目し、マンガと日常的現実との関係について広い視野から考察することを試みたい。