第18回ソウル国際マンガ・アニメーション映画祭(SICAF)にて、文化庁メディア芸術祭受賞作品の映像上映に加え、マンガ家の田中相氏と編集者/マンガ研究者である斎藤宣彦氏によるトークイベントの開催が決定いたしました。
第18回ソウル国際マンガ・アニメーション映画祭(SICAF)
■文化庁メディア芸術祭特別企画
トークイベント:「『千年万年りんごの子』をめぐって〜新進気鋭のマンガ家・田中相と編集者が語る、日本マンガの千年万年」
今 回、SICAFに出演するマンガ家の田中相氏は『千年万年りんごの子』で第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞しました。本トークイベント では、編集者/マンガ研究者の斎藤宣彦氏(第16〜18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員)をモデレーターに迎え、田中氏のデビューのきっかけ や、『千年万年りんごの子』の創作背景とその作品構想についてご紹介します。また、同人誌から雑誌連載のきっかけを得た田中氏の経験を踏まえ、韓国で盛ん なオンラインコミックとは異なる、日本の雑誌や同人誌等の出版形態、さらにはマンガを取り巻く社会的状況についても解説します。
出演者:田中 相(マンガ家)、斎藤 宣彦(編集者/マンガ研究者)
日時:7月23日(水) 16:00〜17:30
会場:Seoul Ani-Cinema / Seoul Animation Center
(8-145, Yejang-dong, Jung-gu, Seoul, 100-250 Tel: +82-2-3455-8341)
SICAF ウェブサイト: http://en.sicaf.org/
0
田中相/TANAKA Ai
マンガ家
三 重県生まれ。2010年、『まばたきはそれから』で雑誌『ITAN』(講談社)第1回スーパーキャラクターコミック大賞を受賞しデビュー。初単行本『地上 はポケットの中の庭』(出版社)で各メディアから注目を集める。11年12月『ITAN』7号より『千年万年りんごの子』で初の連載をスタート。●年2冊 目の短篇集『誰がそれを─田中相短篇集』(出版社)も発表。
斎藤宣彦/SAITO Nobuhiko
編集者/マンガ研究者
2000 年、ネット書店「bk1」創設に参加し、編集長、取締役などを歴任。著書に『マンガの遺伝子』(講談社現代新書、2011年)他多数。2004年以降『青 池保子コレクション』(ブッキング)の編纂、『ニッポンのマンガ』(朝日新聞社、06年)の監修、雑誌・コミックスの創刊に携わる。09年には「サン デー・マガジンのDNA」展の監修(夏目房之介と共同監修)を行い、現在はマンガ施設運営、マンガ関係の編集・プロデュースを行う。
◎第18回ソウル国際マンガ・アニメーション映画祭(SICAF)にて上映プログラム開催
韓国・ソウルにて7 月22から27日まで開催の「ソウル国際マンガ・アニメーション映画祭(SICAF)」にて文化庁メディア芸術祭の受賞作品を上映します。
「ソ ウル国際マンガ・アニメーション映画祭」は世界中から話題のアニメーションやマンガが集まる韓国最大のフェスティバルで、コンペティション作品の公式上映 や展示のほか、アニメーション作品の制作プロジェクトやクリエイターを発掘するマーケット(見本市)も実施されます。
文化庁メディア芸術祭では、アニメーションやマンガ作品にある表現力を広く紹介するため、本フェスティバルにて第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の受賞作品を中心に、短編アニメーション計12作品を上映します。
第18回ソウル国際マンガ・アニメーション映画祭(SICAF)
http://en.sicaf.org/
会期:2014年7月22日(火)〜 7月27日(日)
会場:CGV Myung Dong Yeok、ソウルアニメーションセンターほか(韓国/ソウル)
■文化庁メディア芸術祭映像上映
日時:7月22日(火)19:20-、7月25日(金)16:10-
会場:CGV Myung Dong Yeok 4
※入場にはフェスティバルパスが必要です
上映作品:
『ようこそぼくです選』 姫田 真武
『Airy Me』 久野 遥子
『ウィリー・ウィンキー』 坂元 友介
『キックハート』 湯浅 政明
『かまくら』 水尻 自子
『やますき、やまざき』 しし やまざき
『みゃくみゃく -Drops of Life-』 今林 由佳
『Anomalies』 和田 淳
『Ici, là et partout』 冠木 佐和子
『MAZE KING』 キム・ハケン
『古事記 日向篇』 山村 浩二
『WONDER』 水江 未来