オーストリアのリンツ市で9月4日から8日まで開催されるメディアアートの祭典「ARS ELECTRONICA(アルスエレクトロニカ)2014」のメインイベント「Future Innovators Summit(=未来への革新者)」に、森翔太氏(『仕込みiPhone』)と白久レイエス樹氏、阿嘉倫大氏、我有隆司氏(『スケルトニクス』)の2組のアーティストを派遣します。
ARS ELECTRONICA 2014
http://www.aec.at/c/en/
会期:2014年9月4日(木)〜8日(月)
会場:リンツ市内・広場、学校、OKセンターほか(オーストリア・リンツ)
入場料:23 euro〜(チケット種類・日時によって異なる)
今年で33回目を迎える「ARS ELECTRONICA」は“アートとテクノロジーと社会のためのフェスティバル”というコンセプトのもと1979年にはじまり、毎年時代を反映したテーマを掲げ、世界各地からアーティスト、科学者、技術者、理論家、ジャーナリストが訪れる国際的なメディアアートの祭典です。
文化庁メディア芸術祭では、袖口から素早くiPhoneを取り出すことのできる装置『仕込みiPhone』と、その自作自演の映像が評価され、第17回エンターテインメント部門審査委員会推薦作品に選出、さらに今年の「ARS ELECTORONICA」のnext idea部門 で入賞(Honorary Mention)を果たした森翔太氏と、外骨格型のロボットで話題の『スケルトニクス』の白久レイエス樹氏、阿嘉倫大氏、我有隆司氏を派遣します。
会期中には、メインイベント「Future Innovators Summit(FIS)」のコアメンバーとして参加し、様々な分野の専門家とともに展示、パフォーマンス、ディスカッションを行います。2日間にわたるグループディスカッション等の活動を通じ、今年のテーマである「“C”…what it takes to change」への提言を作り出します。
また、会期中には文化庁メディア芸術祭の映像プログラムを公式上映する予定です。(日時・会場等は後日発表)
■「ARS ELECTRONICA 2014」について
2014年のテーマは「“C”…what it takes to change(変わるために必要なもの)」。フェスティバル期間中、社会に変革・変化をもたらす技術やアイデアが集結し、展示やシンポジウム、レクチャーを通して、社会的イノベーションを可能にし、創造としての価値観を問いかけます。
■メインイベント「Future Innovators Summit(FIS)」について
世界中から集まる参加者は、「Future Innovator(未来への革新者)」として今年のテーマ「“C”…what it takes to change(変わるために必要なもの)」を切り口に展示、パフォーマンス、ディスカッションを行います。また、リンツ市内の教育施設をメイン会場として、教室での展示、プレゼンテーション、講堂でのシンポジウムが開催されます。
参加するコアメンバーは24名(うち、本企画による派遣者が2名)。異なる分野の4名ごとに6つのグループに分かれ、会期中に2日間のグループディスカッションを行います。FISには公募や各団体から推薦を受けたクリエイターや社会学者、技術者も参加。指導役であるメンターには、国際的に活躍するアーティストや、研究者、経営者が参加します。リンツ市民や学生の自由参加も可能です。
○グループディスカッション
http://www.aec.at/c/en/future-innovators-summit/
日程:9月4日(木)〜9月7日(日)
会場:FIS会場
森翔太は、Group B、白久レイエス樹(スケルトニクス)Group E で参加決定!
※デモンストレーションも実施予定です
スケジュールはこちら↓
スケルトニクス:http://www.aec.at/c/en/skeletonics/
森 翔太:http://www.aec.at/c/en/iphone-quick-draw-system/
※このほか、9月4日(木)〜9月8日(月)にはプロジェクトルーム(FIS会場)にて成果展示も行われる予定です。
■アーティストトーク
日時:9月7日(日)15:00-16:00
会場:I-Center(FIS会場)
出演:森翔太、スケルトニクス(白久レイエス樹、阿嘉倫大、我有隆司)、飯田和敏(ゲーム作家/デジタルハリウッド大学教授/第16-17回エンターテインメント部門審査委員)
モデレーター:Manuela Naveau(「ARS ELECTORONICA」Export Director / Curator)
■「Future Innovators Summit」派遣作家
森翔太(MORI Shota)
映像作家/パフォーマー/俳優/工作家
1983年生まれ。舞台出演、映像制作、自主公演など様々なパフォーマンスを行う。映画「タクシードライバー」にインスパイアされて制作したガジェット『仕込みiPhone』の動画が、MakeやGizmodo等のブログメディアに掲載され、注目を集める。投稿した動画はYouTube通算約400万再生。国内外のテレビメディアでも取り上げられた。2013年には『仕込みiPhone』(ガジェット)と出演作品『脊振ILCハイスクール!』(映像作品)が第17回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品に選出。2014年6月、オーストリアのメディアアートフェスティバル・ARS ELECTOTRONICAのnext idea部門で、Honorary Mention(入賞)。
スケルトニクス(Skeletonics)
乗れるロボットを追求する外骨格クリエイター集団。2010年8月に高専ロボコン全国優勝を果たした沖縄高専の学生3人によりチームスケルトニクスを結成。2011年2月に初期モデルが完成。WEBを始めとした各種メディアに取り上げられる。2013年10月に法人化、スケルトニクス株式会社となる。2013年には、グッドデザイン賞、第17回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出。ほか受賞多数。