9月25日から10月5日まで、オランダ、ハーグで開催される同時代のヴィジュアルアートとパフォーミングアーツを紹介するフェスティバル「TodaysArt」(トゥデイズアート)が開催されます。文化庁メディア芸術祭では、第8回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞作家、平川紀道氏を派遣し、最新作『a versions [26 unknowns]』の展示に協力します。あわせて、文化庁メディア芸術祭受賞作品の映像上映を行います。
TodaysArt 2014
http://todaysart.nl/2014/
会期:2014年9月25日(木)〜10月5日(日)
会場:ハーグ市内(オランダ・ハーグ)
入場料:10 euro〜(チケット種類・日時によって異なる)
2002年にオランダのデン・ハーグで誕生した「TodaysArt」は、「Art, Music and Technology」をテーマに、今年で10回目を迎えるアートフェスティバルです。初回開催より開催都市をブリュッセル、モスクワへと展開し、今年11月下旬には東京へと拡大させます。第18回文化庁メディア芸術祭の協賛事業となる東京開催「TodaysArt.JP edition ZERO」に先立ち、文化庁メディア芸術祭では「TodaysArt」と協力し、オランダ本国での企画に第8回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞作家、平川紀道氏を派遣します。初の海外展示となる平川紀道氏の『a versions [26 unknowns]』の発表にくわえ、近年の文化庁メディア芸術祭受賞作品の中から、13作品を収録したプログラム「Beyond the Technology―デジタル技術を越えて」を上映します。
■『a versions [26 unknowns]』(インスタレーション展示)派遣作家
平川紀道(HIRAKAWA Norimichi)
1982年生まれ。コンピュータ・プログラミングによるリアルタイム処理を用いた映像音響インスタレーションを中心とした作品群を国内外の美術館、メディアアートフェスティバルで発表。第8回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞、アルスエレクトロニカ2008アワード・オブ・ディスティンクション他受賞多数。池田亮司コンサートピース制作への参加、大友良英+木村友紀+Benedict Drewとのコラボレーション、ミラノサローネでのレクサス・アートエキシビション参加、Typingmonkeysとしてのライブ・パフォーマンスなど、多岐に活動。
■上映プログラム「Beyond the Technology―デジタル技術を越えて」
デジタル技術は進化を続け、それを駆使した表現は現代の豊かな“多様性”を実感させます。本プログラムでは、作家の感性と、現代において共有されている想像力を映し出す13点の作品を紹介します。