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JAPAN MEDIA ARTS FESTIVAL

海外メディア芸術祭等参加事業

上映プログラム

The Medium as Somatic Impulse—Drawing Animations


アニメーションは、その語源が、ラテン語の「anima」=「霊魂」であるように、生命のない画像に命を与えて動かすことを意味する。表現の初期衝動としてのドローイング・アニメーションの最前衛を、エンターテインメントとアニメーション部門を横断しながら特集。

プログラム監修:宇川 直宏(現在美術家/京都造形芸術大学教授/DOMMUNE主宰)


JAPAN MEDIA ARTS FESTIVAL
家族のはなし

上島 史朗/淺井 勇樹/加納 彰/菅野 悟子/相原 幸絵/audioforce /泉田 岳/ 鉄拳
(日本)

第18回エンターテインメント部門審査委員会推薦作品9分45秒
映像作品

信濃毎日新聞創刊140周年に合わせて制作したアニメーション。鉄拳のパラパラマンガの一コマ一コマを、新聞印刷機で印刷しながらリアルタイムで撮影している。作中には、若者の「実家に帰りたくなる気持ち」を駆り立てるような家族のさまざまなシーンが登場し、故郷と都会で離れて暮らす親と子の間を、地方紙がつなぐさまが描かれている。


JAPAN MEDIA ARTS FESTIVAL
安全運転のしおり

AC 部(安達 亨/板倉 俊介)(日本)

第18回エンターテインメント部門審査委員会推薦作品6分49秒
パフォーマンス

20冊を超えるスケッチブックを使用し、2名の演者が掛け合いながら矢継ぎ早に絵をめくっていく「高速紙芝居」。テレビなどでよく見られる警察ドキュメンタリーをモチーフとして、カーチェイスのスピード感や迫力といった映像的な魅力を、さまざまな仕掛けや手法を取り入れてアナログで表現している。


JAPAN MEDIA ARTS FESTIVAL
やますき、やまざき

しし やまざき (日本 )

第17回アニメーション部門審査委員会推薦作品 2分22秒
短編アニメーション

うれしい時、喜んでいる自分にまたうれしくなり、理由も忘れ、全身を巡る喜びは、悲しみや狂気までもを包括して花開く……。2013年の正月に向けて制作され、新年が幕開けるというだけで喜ばしいという「あっけらかんとしためでたさ」と、作者が日常的に感じている「理由を忘れるほどの大きな喜び」とを掛け合わせて表現した作品。


JAPAN MEDIA ARTS FESTIVAL
Remember me

端地 美鈴/『Remember me』制作チーム(代表:酒井 洋輔) (日本)

第18回エンターテインメント部門審査委員会推薦作品 5分13秒
映像作品

くるり15周年記念シングル『Remember me』のミュージックビデオ。端地美鈴+CHIMASKIが制作。白い紙に鉛筆で描いては消しゴムで消し、消し跡が残る紙にまた描いていく動作を繰り返しながら、一人の女の子の日常とその一生がアニメーションでつづられる。消しかすという身近な素材を用いて、音楽の世界観に呼応する物語が描かれる。