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JAPAN MEDIA ARTS FESTIVAL

海外メディア芸術祭等参加事業日本のメディア芸術を、世界へ。

上映 アヌシー国際アニメーション映画祭2016

6月13日(月)〜18日(土)まで、アヌシー国際アニメーション映画祭が開催されました。文化庁海外メディア芸術祭等参加事業では、見本市会場(MIFA)にてブース出展および、ジャパン・レセプションを開催し文化庁メディア芸術祭をはじめ、日本のコンテンツを広く紹介しました。

ジャパン・レセプションでは、国際審査委員を務める塩田周三さんやコンペティションで最終選考に選ばれた日本人アニメーション監督5名を紹介。フェスティバルに参加している世界各国のアニメーション監督やプロデューサー、フェスティバルディレクターらと活発な交流が行われました。
日時:2016年6月16日(木)19:00〜21:00
会場:Chill Out Area(MIFA内)

概要

アヌシー国際アニメーション映画祭2016
会期:2016年6月13日(月)〜18日(土)
会場:Bonlieu(メイン上映会場)、L'Impérial Palace(見本市会場)、市内シアター(上映会場)など(フランス/アヌシー)

この映画は、1960年にカンヌ国際映画祭のアニメーション部門が独立して始まった、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)公認の映画祭で、世界最大規模のアニメーション映画祭として知られています。フランス東部スイス国境近くの山々に囲まれたアヌシー湖畔の街で開催され、コンペティション上映の他にも、カンファレンスや見本市など多彩なイベントが開催されます。世界中のアニメーション関係者だけでなく、多くの学生や一般の来場者も多く訪れます。

フェスティバル部門は長編、短編、学生部門などの6部門に世界中から約2,700本の応募があり、194本がコンペティションに選出され上映されました。
見本市では68カ国から1,200以上の企業が参加し、各国の多彩なコンテンツを紹介しました。16日にはフランスのオランド大統領、ルクセンブルクのベッテル首相が会場を訪れました。

2015年には『百日紅〜Miss HOKUSAI〜』原恵一監督(第19回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品)が長編コンペティション部門審査員賞を受賞し、『Rhizome』Boris LABBÉ監督(第19回アニメーション部門大賞作品)はフランスの短編作品に送られるアンドレ・マーティン賞を受賞しています。ほかにも、毎年多くの日本人監督作品が高い評価を受けています。今年は日本から9つの作品がノミネートされましたが、残念ながら受賞には至りませんでした。



アヌシー国際アニメーション映画祭2016主な受賞作品

〔長編部門〕
クリスタル賞&観客賞: “My Life As a Courgette” Claude Barras(フランス、スイス)
審査員特別賞: “La Jeune Fille sans mains” Sébastien Laudenbach(フランス)
〔短編アニメーション部門〕
クリスタル賞:”The Head Vanishes” Franck Dion(カナダ、フランス)
審査員特別賞: “Moms on Fire” Joanna Rytel(スウェーデン)
審査員賞: “Blind Vaysha” Theodore Ushev(カナダ)〔広告部門〕
観客賞: “Peripheria” David Coquard-Dassault(フランス)
新人賞: “An Ordinary Blue Monday Morning” Naomi Van Niekerk(南アフリカ)
〔テレビ部門〕
クリスタル賞: “Stick Man” Jeroen Jaspaert, Daniel Snaddon(英国)
〔卒業制作部門〕
クリスタル賞: “Depart at 22” Wiep Teeuwisse (オランダ)
〔受託制作部門〕
クリスタル賞: “The New York Times "Modern Love – A Kiss, Deferred"” Moth Collective(英国)

日本からのノミネート作品

〔短編部門〕
『サティ―のパレード』 山村 浩二
『水準原点』 折笠 良
〔卒業制作部門〕
『FEED』 岡﨑 恵理
『何もみなくていい』 伊藤 圭吾(第19回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品)
『夏の女神の口の中』 リュウ・シンシン
〔テレビ部門〕
『スーパーショートコミックス』 松本 慶佑
〔受託制作部門〕
『サノマリイ「共感覚おばけ」』 牧野 淳
『Ez3Kiel “L Ceil du cyclone”』『DDWIWDD: Dan Deacon When I Was Done Dying』 平岡 政展

ほか、日本からの参加作品
〔長編 アウトオブコンペ〕
『GAMBA ガンバと仲間たち』 河村 友宏, 小森 啓裕 
『心が叫びたがってるんだ。』 長井 龍雪

〔上映イベント〕
『哀しみのベラドンナ』  山本 瑛一

〔Work in Progress〕(今後公開される長編作品紹介)
『この世界の片隅に』 登壇者:丸山 正雄(MAPPA)プロデューサー、真木 太郎(GENCO)プロデューサー、Jerome MAZANDARANI (海外セールス)