- 出展&上映
アルスエレクトロニカ 2016ARS ELECTORONICA 2016
オーストリア・リンツ市で開催されるメディアアートの祭典「アルスエレクロトニカ・フェスティバル2016」にて、長谷川愛氏の作品『(不)可能な子供、01:朝子とモリガの場合』の展示と、文化庁メディア芸術祭海外上映プログラム『Portrait of Japanese Animation – 日本の映像描写』の上映を行います。また、宇川直宏氏による『The Final Media DOMMUNE』がアルスエレクトロニカでのイベントを世界へライブ配信します。
出展作品
『(不)可能な子供、01:朝子とモリガの場合』長谷川 愛(第19回アート部門優秀賞)
メイン会場のPostCityにて、本プロジェクトを紹介する展示を行います。
実在する同性カップルの遺伝情報から、ふたりの間にできうる子どもの遺伝データを生成し、それをもとに「家族写真」を制作した作品。遺伝子研究がすすみ同性間の子どもの誕生は夢物語ではなくなろうとしているが、それは倫理的に許されるのか。SNSでも大きな議論を引き起こした作品です。
公式サイト [長谷川愛:(Im)possible baby]
展示:Alchemists of our Time(私たちの時代の錬金術師たち)
日程:9月8日(木)〜12日(月)10:00〜19:30
会場:PostCity 1階ギャラリー
*長谷川愛氏はFuture Innovators Summit(FIS)のグループA: Future Humanityにも参加します。
『The Final Media DOMMUNE』宇川 直宏(第14回アート部門審査委員会推薦作品)
DOMMUNEがアルスエレクロトニカ・フェスティバルとコラボレーションします。
「DOMMUNE@Ars Electoronica Festival 2016」として、9月8日(金)から9月11日(日)の4日間、フェスティバルの熱気を毎日世界へライブ配信します。番組はアルスエレクトロニカ・フェスティバルに参加する国際的なアーティストを迎えたトークと、ライブパフォーマンスの2部で構成されます。9日のトークでは宇川直宏氏と長谷川愛氏が文化庁メディア芸術祭について語ります。10日の「冨田勲メモリアルセッション」には音楽プロデューサー、小室哲哉氏も参加します。
[DOMMUNE Live スケジュール]
公式サイト [DOMMUNE]
トークイベント
「Japan Media Arts Festival + Prix Ars Electronica」
登壇者:宇川直宏 長谷川愛 Prix Ars受賞者
日程:9月9日(金)15:00〜16:00
会場:PostCity, Train Hall
文化庁メディア芸術祭受賞作品上映
上映プログラム:「Portrait of Japanese Animation—日本の映像描写」
日程:9月11日(日)17:00〜18:00
9月12日(月)15:00〜16:00
会場: Central Linz
「Future Innovators Summit(FIS)」
世界中の様々な分野の専門家がグループディスカッションを行い、人類のより良い未来のための創造的な提言を作り出します。日本から南条史生氏(森美術館館長)、藤幡正樹氏(メディアアーティスト)、林千晶氏(MITメディアラボ所長補佐)がメンターとして参加します。
参加者:長谷川愛、福原志保、近藤玄大(日本) 他19名
日程:9月8日(木)〜9月12日(月)
会場:PostCity
アルスエレクトロニカとは?ARS ELECTORONICA 2016
会期:2016年9月8日(木)〜12日(月)
会場:PostCity(旧郵便物流センター)、アルスエレクトロニカセンター、OKセンター、レントス、アントン・ブルックナー大学ほか(オーストリア・リンツ)
入場料:18€〜(チケット種類・日によって異なる)
公式サイト [ARS ELECTORONICA 2016]
今年で35回目を迎える「ARS ELECTRONICA」は“アートとテクノロジーと社会のためのフェスティバル”というコンセプトのもと1979年にはじまり、世界各地からアーティスト、科学者、技術者、理論家、ジャーナリストが訪れる国際的なメディアアートの祭典です。今年のテーマは「RADICAL ATOMS and the alchemists of our time」(ラディカル・アトムズ そして私たちの時代の錬金術師たち)。「デジタル」と「物理世界」との融合という新領域をテーマにさまざまなアート作品やイベントが、リンツの街で展開されます。