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JAPAN MEDIA ARTS FESTIVAL

メディア芸術海外展開事業日本のメディア芸術を世界へ

アヌシー国際アニメーションフェスティバル 2017

ブース出展&ジャパン・レセプション開催

世界4大アニメーション映画祭の一つ「アヌシー国際アニメーション映画祭」が開催されました。文化庁メディア芸術祭では、見本市会場(MIFA)のブースに出展および、ジャパン・レセプションを開催し、文化庁メディア芸術祭をはじめ、日本のコンテンツを広く紹介しました。

世界中から応募された2800本以上の作品の中から、200本あまりがオフィシャル・セレクション作品として会期中に上映されました。最終日に各部門の最高賞のクリスタル賞などが発表され、長編部門ではクリスタル賞に『夜明け告げるルーのうた』(湯浅政明監督)が選ばれました。長編部門でのクリスタル賞の受賞は22年ぶりで、ジブリ作品以外では初めての快挙となりました。審査委員賞に片渕監督の『この世界の片隅に』が受賞し2冠を達成しました。また、学生部門では冠木監督の『夏のゲロは冬の肴』が受賞。特別賞である、FIPRESCI賞とアンドレマーティン短編特別賞に桑畑監督の『Negative Space』が選ばれました。

今年の見本市には世界74ヵ国から3,000の企業や団体がブース出展を行い、会期中には一万人以上が来場しました。会場入り口には今年のゲスト国である中国のブースが終結し「China Pavilion」が来場者を迎えアヌシー城ではフランスの名門アニメーション専門学校ゴブランと共同で企画展覧会「China, Art in Motion」が開催されました。

文化庁主催のジャパン・パーティは、見本市2日目の14日19時より開催。コンペティションで最終選考に選ばれた日本人アニメーション監督はじめ、公式上映作品の日本人監督と作品を紹介しました。世界各国のフェスティバルディレクターやアニメーション監督・プロデューサーら関係者ら総勢200名が参加しました。

参加概要

「アヌシー国際アニメーション映画祭」は、1960年にカンヌ国際映画祭のアニメーション部門が独立して始まった、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)公認の映画祭で、世界最大規模のアニメーション映画祭として知られています。毎年6月にフランス東部スイス国境近くの山々に囲まれたアヌシー湖畔の街で開催され、コンペティション上映の他にも、カンファレンスや見本市など多彩なイベントが開催されます。

アヌシー国際アニメーションフェスティバル 2017
会期: 2017年6月12日(月)〜6月17日(土)
会場: シアター(Bonlieu, PATHÉ ANNECY, Salle Pierre Lamy, La Turbine, MJC Novel) MIFA (Impérial Palace) ほか
WEBサイト: https://www.annecy.org/home

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