- 上映
第13回チリ・メディアアート・ビエンナーレ
2017. 10.5-11.5
テーマ展示&ALMA国立天文台レジデンス参加
南米チリの首都サンチアゴで開催される「チリ・メディアアート・ビエンナーレ」にて、『the irreversible』平川紀道(第8回アート部門優秀賞受賞、第9回・第13回審査委員会推薦作品選出)の展示を行います。また平川氏はチリのアルマ国立天文台でのレジデンス制作にも参加します。
参加者の声
平川紀道
(第13回チリ・メディアアート・ビエンナーレ参加)
知らない街での展覧会はいつも刺激的であるけども、チリのメディアアートビエンナーレへの参加、およびアルマ電波望遠鏡の視察を含めた2週間に渡る滞在は、特筆に値するものだった。
テクニシャンやコーディネータとして、展覧会のサポートをする地元のアーティストたちは、同じ作り手であるという点で、設営中に起こる問題における論点の把握が速く、作品へのリスペクトがあり、またコンセプトの理解という点でも非常に優れていると感じた。地元の作家の生活を支えるという意味でサスティナブルなシステムであることにも感銘を受けた。
どの街へ行っても驚かされる当然の事実として、自然があり、街があり、人々の生活があり、文化があり、社会問題がある。その中へ放り出されて、作品を展示することの意味は何だろうか。作家の生活環境が相対化され、作品と生み出された背景の関係が消え去ったとき、その作品はどれだけの意味を放ち得るだろうか。標高5000mの極地で目にした自然とテクノロジーのコントラストや、アタカマ砂漠で出会った日本の技術者の方々、国立天文台の方々との議論がどういった形で自分の作品に影響を与えるのか、今は未だ分からないが、この海外参加事業のような枠組みによって、さらに多くの作家がこのような機会を得ることを願う。
テクニシャンやコーディネータとして、展覧会のサポートをする地元のアーティストたちは、同じ作り手であるという点で、設営中に起こる問題における論点の把握が速く、作品へのリスペクトがあり、またコンセプトの理解という点でも非常に優れていると感じた。地元の作家の生活を支えるという意味でサスティナブルなシステムであることにも感銘を受けた。
どの街へ行っても驚かされる当然の事実として、自然があり、街があり、人々の生活があり、文化があり、社会問題がある。その中へ放り出されて、作品を展示することの意味は何だろうか。作家の生活環境が相対化され、作品と生み出された背景の関係が消え去ったとき、その作品はどれだけの意味を放ち得るだろうか。標高5000mの極地で目にした自然とテクノロジーのコントラストや、アタカマ砂漠で出会った日本の技術者の方々、国立天文台の方々との議論がどういった形で自分の作品に影響を与えるのか、今は未だ分からないが、この海外参加事業のような枠組みによって、さらに多くの作家がこのような機会を得ることを願う。
オープニング・ライブパフォーマンス
会場: | NAVE |
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会期: | 10月5日(木) 22:30〜 |
出演: | 平川紀道 |
トークパネル
会場: | チリ国立美術館 Salon Blanco |
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会期: | 10月8日(日) 16:00〜 |
出演: | 平川 紀道、瀬戸桃子 |
参加概要
「チリ・メディアアート・ビエンナーレ」はFranco Chilean Festival of Video Artを前身に1993年にチリの首都サンチアゴで始まり、今年で13回目を迎えます。科学と技術、社会とアートをキーワードに、その年のテーマが決められ、出展作品がキュレーションされます。
今年は「TEMBLOR」をキーワードに「災害(震災)後」をテーマにした作品展示のほか、基調講演やアーティストトーク、映像作品の上映等が連日開催されます。
第13回チリ・メディアアート・ビエンナーレ
会期: | 2017年10月5日(木)〜11月5日(日) |
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会場: | チリ国立美術館(MNBA)ほか |
WEBサイト: | http://www.bienaldeartesmediales.cl/13/ |