近藤 聡乃(日本)
第6回 優秀賞 4分19秒
短編アニメーション
同タイトルの曲からインスピレーションを受けて制作されたアニメーション作品。
近藤の作品に象徴的に現れるおかっぱの少女たちが、音楽に合わせて幻想的に変化しつつ、踊り続ける。
女性ならではの多様で自由な表現で描く日本人女性作家のアニメーション11作品を紹介。
監修:岡本 美津子(東京藝術大学大学院映像研究科教授)
©Akino Kondoh/ Courtesy of the artist and Mizuma Art gallery
Music copyright: CHIKU Toshiaki
近藤 聡乃(日本)
第6回 優秀賞 4分19秒
短編アニメーション
同タイトルの曲からインスピレーションを受けて制作されたアニメーション作品。
近藤の作品に象徴的に現れるおかっぱの少女たちが、音楽に合わせて幻想的に変化しつつ、踊り続ける。
©Sinjuko
真珠子 (日本)
3分24秒
短編アニメーション
年端のいかない少女の苛立ちや、憧れ、夢の心境を描いた作品。
動作はデジタルでありながら、ディテールは手描きのアナログ作画を重んじている。Flashアニメーションの手法は、少女が芋虫と遊んでいたら蝶になったストーリーを体現している。
©2016 Sawako Kabuki
冠木 佐和子(日本)
第20回 審査委員会推薦作品 3分00秒
短編アニメーション
過去にあった辛い出来事も時間が経てば思い出になる。 しかし吐いてしまう。そしてまた食べる。 人生はエコロジー。
©AyasaKugenuma
久下沼 朱沙(日本)
5分40秒
短編アニメーション
深い森の奥、花園の中にいる花の精。彼女たちは朝日とともに目覚め、歌を歌い、お菓子を食べ、おしゃべりしながら暮らしていた。そんな彼女たちのもとに突然彼が来て…。
©HU Yuanyuan
胡 嫄嫄(中国)
第16回 審査委員会推薦作品10分22秒
短編アニメーション
1960年代の中国。おばあさんは庭で涼んでいる。夕日が空を橙色に染め、夕化粧の花が咲き始めた。おばあさんは夕化粧の花に誘われ、子どもの頃の思い出からかつて自分が一番麗しかった時間の夢を見る。中国風の切り絵をモチーフにして、柔らかい紙の質感と鮮明な色彩を意識して制作された。
©2016 Saki matsumoto/ondo
松本 紗季 (日本)
11分03秒
短編アニメーション
初春の正午、入院している祖母に会いに主人公は出掛ける。
久しぶりに会った祖母は変わりなく元気だったが、昔の思い出を1つ忘れていた。
©Yoriko Mizushiri, 2013
Director & Animation:MIZUSHIRI Yoriko|Music:TOKUSASHI Kengo
水尻 自子(日本)
第17回 審査委員会推薦作品5分24秒
短編アニメーション
田んぼに積もった雪で作られたかまくらをイメージした作品。白と静寂に包まれた空間の中で、たわいのないモチーフや動きをゆるやかに表現。春の訪れをかまくらの中で静かに待っている間の、温かいようにも冷たいようにも感じられる感覚、そしてその何ものにも代え難い自由な時間を描く。
©2013 Kuno Yoko All Rights Reserved.
久野 遥子 (日本)
第17回 新人賞5分38秒
短編アニメーション
謎の生体実験が行われる病棟で日々看護師から投薬を受ける被験者。ある時、看護師が被験者のスイッチを押すと、キメラ(複数の動物のハイブリッドからなる怪物)へと変貌を遂げてしまう……。アーティスト・Cuusheの同名曲から得たインスピレーションをもとに、2年近い歳月をかけて描かれた3,000画からなる手描きアニメーション作品。病棟内の時が止まったような風景と対照的な、揺れ続けるカメラワークや柔らかな色彩によって、独自の物語世界を描いている。
©Akino Kondoh/ Courtesy of the artist and Mizuma Art gallery
©KONDOH Akino
近藤 聡乃 (日本)
第16回 審査委員会推薦作品6分37秒
短編アニメーション
タイトル「KiyaKiya」は、澁澤龍彦『少女コレクション序説』中の「幼児体験について」という一編で出会った「胸がきやきやする」という古い日本語からの造語である。「何とも説明しがたい、懐かしいような、気がかりなような気分」「既視感(デジャ・ヴュ)」の気分を表わすそうだ。この気分の考察が本作のテーマである。
©2012 Keiko SHIRAISHI & Tokyo University of the Arts
白石 慶子(日本)
7分51秒
短編アニメーション
取材先は、海と山に恵まれた住宅地。あの日から、この町は真っ暗になった。闇のなかにかくされたのは、町明かり、家路、母、おなかのなかの子ども。事実の裏にかくれんぼしている真実を描いたアニメーション。
© CHILD POKKE
若見 ありさ/荒井 知恵/こぐま あつこ(日本)
19分03秒
短編アニメーション
三夜に紡がれる出産を描いたオムニバスアニメーション。母親のお腹の中からこの世に産まれ出る為の通過儀礼。個人的な出産体験をアニメーション化し、記録映像とはひと味違う妊婦〜母親の不安や喜び・思いを描いた作品。現在の女性を取り巻く環境は厳しく、その中で子を宿し出産する女性たち。出産の現実・そして魅力とは……。