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- 上映・トーク
企画展 第12回メディアアート・ビエンナーレ
10/9(金)から10/25(日)までチリ・サンチアゴ「第12回メディアアート・ビエンナーレ」(Bienale de Aretes Mediales=BAM)が開催され、文化庁メディア芸術祭企画展「The quick brown foxp2 jumps over the lazy media.」を実施しました。
企画ディレクターである久保田晃弘氏(アーティスト/多摩美術大学教授)が選出した10組の作家による作品を、チリ国立現代美術館企画展示室SALA MATTAにて紹介しました。10/8(木)には1,500名を超える来場者を迎え、本ビエンナーレのディレクター・リベラ氏、チリ国立美術館館長のスピーチに続き、文化庁芸術文化課長・加藤敬氏がスペイン語で挨拶を行いました。また、オープニングパフォーマンスとして、クリエイティブ・コーダー田所淳氏による、映像と電子音楽をリンクさせたパフォーマンスを 披露し、多くの来場者を魅了しました。展覧会初日の10/9(金)には、企画展に参加した五島一浩氏、Alex VERHAEST氏、石橋友也氏による、アーティストトークを開催。プレゼンテーション続き、本ビエンナーレのテーマ「Speaking in Tongues」と自身の作品に共通する言語についてのトークを展開しました。
また、田所氏によるワークショップ「初心者のためのクリエイティブ・コーディング」も開催され、定員の20名が参加し、それぞれのコーディング作成を楽しみました。さらに10/9(金)〜11(日)まで、五島氏による『これは映画ではないらしい』のデモンストレーションが行われ、連日多くの来場者が集い、様々な質問を受けていました。関連イベントとして、10/16日(金)より久保田氏がALMA国立天文台を訪れレジデンス制作を実施し、18日(日)ALMAでの制作について発表を行いました。チリのオトネ文化大臣も本企画展を高く評価し、2017年のチリ・日本交流120周年に向けた相互協力の第一歩として今後の展開に期待を寄せていました。
概要
企画展「The quick brown foxp2 jumps over the lazy media. (すばしっこい茶色の言語遺伝子はのろまなメディアを飛び越える)」
会期:2015年10月9日(金)〜10月25日(日)(月曜休館)
*オープニング 10月8日(木)19:00〜
会場:チリ国立美術館(MNBA)地下一階 SALA MATTA
入場料:無料
- 主催:
- 文化庁
- 共催:
- Chilean Video Corporation
- 協力:
- チリ文化省/在チリ日本大使館
- 企画ディレクター:
- 久保田 晃弘(アーティスト/多摩美術大学教授)
- 事業アドバイザー:
- 吉岡 洋(京都大学大学院文学研究科教授/美学・芸術学)
- 毛利 嘉孝(東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科准教授/社会学)
参加者の声
久保田 晃弘
今回の企画に関連して、アタカマ砂漠に設置されたアルマ電波望遠鏡にレジデンスできたことも、とても貴重な経験となった。66台の巨大な電波望遠鏡が受信した遥か彼方からの極めて微弱な電波が、標高5000mで稼働する超高速のコンピュータで合成処理され、そこから息を飲むような美しいイメージが得られるという、これまた何とも不思議というしかない非現実な(しかし現実の)感覚を表現することで、この経験を多くの人と共有したいと思っている。
参加してくれた作家のみなさん、サポートしてくれたスタッフのみなさん、チリの国立天文台のみなさんにも、改めてお礼を述べたいと思う。これを機会に、今回私たちを招いてくれたチリと日本の文化芸術的な交流がますます盛んになることを願ってやまない。
五島 一浩
Alex VERHAEST
石橋 友也
展覧会コンセプト
「The quick brown foxp2 jumps over the lazy media. (すばしっこい茶色の言語遺伝子はのろまなメディアを飛び越える)」
企画ディレクター:久保田 晃弘
言語が先か、メディアが先か。言語能力を持たない生物にとって、メディアはメディアとしての意味を持たない。逆に言語能力をもつ生物にとっては、あらゆるものがメディアになり得る。オーディオビジュアル、コード、データ、さまざまな素材や表現の中に言語がある。言語はまず、個人が生み出す実験的な発話からはじまる。聴覚的な発話が社会的に共有されて、分節されることで、視覚的な文字が生まれ、構造的な文法が生成する。そんな生物の知覚に根ざした言語の中には、言語を生み出した身体があり、さらに身体が活動する環境がたたみ込まれている。
新しいメディアの中には新しい言語が潜んでいる。メディアを言語化することで、コミュニケーションが可能になり、同時にその言語(ラング)から、訛り(パロール)としての個性が派生する。この展覧会では、文字、音声や映像のみならず、コードやデータといった新たなメディア=言語に着目することで、そこから見えてくる訛り=個人的文法としてのメディア芸術作品を紹介する。
久保田 晃弘 (アーティスト/多摩美術大学教授)
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授。JAXA宇宙科学研究所学際科学研究系客員教授。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了/工学博士。1960年生まれ。衛星芸術、バイオアート、デジタル・ファブリケーション、自作楽器によるサウンド・パフォーマンスなど、さまざまな領域を横断・結合するハイブリッドな創作の世界を開拓している。
展示内容
本展示は3つのテーマに沿って行われます。
Audio-Visual
視覚と聴覚が言語をつくりだす、そして言語を表現するための、もっとも基本的な知覚である。文字による詩から具体詩や音響詩が生まれたように、知覚は言語の源であるだけでなく、言語を既存の(共有された)文字や文法から解放する。新しい知覚と新しい言語が表裏一体であるように、新しい言語によってメディアは常に再発見され、そこから新たな訛りが生まれる。
『これは映画ではないらしい』五島 一浩
メディアインスタレーション
2014/第18回アート部門優秀賞
従来の映画や動画を成立させる「コマ(静止画)」の連続とは異なり、「コマの無い動画カメラ/映写機」によって「動く画像」を生み出す作品。本作のカメラ兼映写機は、二眼レフカメラの対物レンズと、光ファイバーの束、ファイバーを通った光を露光するフィルム、フィルムフォルダーをスライドさせる手動ハンドルなどが内蔵された箱型の構造物である。撮影時、格子状に植え付けられた324本の光ファイバーは、324画素のドットの役割を担う。ハンドルを回して内部のフィルムフォルダーをスライドさせることで、ファイバーを通った光がフィルムに露光される仕組みとなっている。このフィルムを撮影時と同様にスライドさせることで、光の線として記録された動画を再生することができる。
五島 一浩(日本) 映像作家、イメージフォーラム映像研究所専任講師。デジタルとアナログの境界をテーマに、実写・CGを問わず映像作品を多数制作。近年は独自の手法による立体映像作品を多く制作している。
『Temps mort / Idle times – dinner scene』 Alex VERHAEST
インタラクティブ映像インスタレーション
2014/第18回アート部門新人賞
伝統的な絵画様式を彷彿(ほうふつ)とさせる映像によって、ある古典的な家族の物語を描く映像インスタレーション。鑑賞者がモニターの前で電話を掛けると作中の人物が応答するなど、鑑賞者はインタラクティブな仕掛けにより、それぞれの映像の要素と鑑賞者が関係を結ぶことができる。映像表現を操作するシステムを研究し、実装することによって物語やキャラクターはいかにして作られるのか、創作プロセスにおける編集という操作が果たす役割、また鑑賞者をいかにして幻想の世界へと誘うことができるのか、そしてインタラクションがどのように幻想を作り出すのかといった問いを投げかける。
Alex VERHAEST(ベルギー)1985年、ベルギー生まれ。言語や物語、コミュニケーションの不可能性を強く意識させる作品を制作する。現代のテクノロジーを駆使した、非常に高精度な絵画的映像作品を通じて、絵画と映像を並列的なメディアとして提示し、映像表現の新しいあり方を問う。
水江 未来
短編アニメーション
2003―2013/第7・11・13・15・17回アニメーション審査委員会推薦作品
歴代の短編アニメ―ション5作品を展示上映します。
『Fantastic Cell』2003
『LOST UTOPIA』2007
『METROPOLIS』2009
『MODERN No.2』2011
『WONDER』2013
水江 未来(日本)1981年生まれ。多摩美術大学大学院グラフィックデザイン学科卒業。「細胞」や「幾何学図形」をモチーフにした抽象アニメーション作品を多数制作し、主に国際映画祭を舞台に活動をしている
『Fantastic World』ひらの りょう
オンラインコミック
2014/第18回マンガ部門審査委員会推薦作品
映像・アニメーションなど幅広い分野で活躍するひらのりょうによるウェブマンガ作品。「地球空洞説」などのオカルト文化の影響を受け、ゴムボールのように空洞になっている地球内部に、不思議な世界が存在するという設定で、現実世界とのリンクが描かれる。かわいくてポップな世界の全容が、少しずつ明かされていく……。
ひらの りょう(日本)1988年生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科卒業。映像作家、漫画家、イラストレーター。FOGHORN所属。
Code
コードとは、文字や数字、ことばや身振りといった知覚された情報、表現された情報の断片を別の記号や表現へと変換する規則のことである。そんなコードは身体スケールの世界はもとより、細胞レベルのミクロな世界から、建築、都市、さらには不定形なネットワーク空間や宇宙空間まで、あらゆるメディアに広がっている。変換とは、異なる世界を結びつけるメディアである。メディアの中にメディアがあり、たとえ個人的な言語であっても、突き詰めていけば、それはいつしかスケールを超えた普遍性を獲得する。
『金魚解放運動』石橋 友也
メディアパフォーマンス、バイオアート
2014/第18回アート部門審査委員会推薦作品
フナの品種改良種である金魚に逆品種改良を施し、再びフナの姿へと戻すことを試みるプロジェクト。ここでは逆品種改良の過程を、自然環境下での生存が困難となった愛玩動物の「野性」を回復する動物愛護活動『金魚解放運動』として提示している。逆品種改良による「解放」という矛盾を通して、生物の表現メディアとしての性質と生命操作の倫理性を問い掛ける。
『1700年』
グラフィックアート
本作は『⾦魚解放運動』シリーズの新作であり、本展のために制作した。最もエ クストリームな品種の一つであるピンポンパールは日本で最近流行中だ。この金 魚もまた、他の金魚と同じく1700年前の野生のフナを祖先としている。本作はピンポンパールと祖先であるフナを、これらを繋ぐコードである、祖先のフナから 今⽇の金魚まで高度に保存されている遺伝子配列「AB052332」の上で共演させ た。
石橋 友也 (日本)1990年、埼玉県生まれ。自然観をテーマに表現活動を行う。
『THE CAPTCHA PROJECT』Emilio VAVARELLA
グラフィックアート、インスタレーション
2014/第18回アート部門審査委員会推薦作品
ウェブサイト上でスパム防止に用いられるキャプチャコードを、中国人画家がキャンバスに模写し、作品として展示するプロジェクト。画家たちは西洋の美術市場で売買される絵画の複製を生業とする模写のプロで、作者は、制作費と売上を折半する契約を交わしている。本来は人間と機械を区別するキャプチャコードを描画することで、現代社会が抱える労働問題を示唆する。
Emilio VAVARELLA(イタリア)1989年、イタリア生まれ。ニューヨークを拠点とするマルチメディアアーティスト。
Data
言語を生み出す知覚世界は情報からできている。情報が知覚されることによって、情報は伝達や処理に適するように形式化され、ふたたび情報として解釈できるものに表現される。情報ネットワークの広がりによって、環境としてのビッグデータが顕在化された現在、言語の源としてのデータの素材と形式を批評していく精神がますます必要となってくる。
『《patrinia yellow》for Clarinet and Computer 』福島 諭
メディアパフォーマンス
2014/第18回アート部門優秀賞
本作は、女郎花(オミナエシPatrinia Yellow 学名:Patrinia scabiosifolia)という植物の一年の周期を表現した、クラリネットとコンピュータによる楽曲とそのライブパフォーマンスである。本作の作曲法では、題材となった植物がもつ生命の循環/伸縮/リズムをさまざまなスケールで表現すべく、楽器演奏とコンピュータによる音の組織法、パラメータが緻密に設定されている。本作は、リアルタイムの演奏と、その録音データをデジタル処理して楽曲を制作する「リアルタイム・サンプリング」という手法を植物の生態的な周期になぞらえ、現代音楽における独自の音楽論を探求する試みだといえる。
福島 諭(日本)1977年、新潟県生まれ。作曲家、演奏家。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)修了。2002年よりコンピュータ処理と演奏者との対話的な関係によって成立する楽曲を発表。
『Drone Survival Guide』Ruben PATER
グラフィックアート、ウェブ
2014/第18回アート部門優秀賞
一般的に使用されているドローン(無人航空機)26種のシルエットと、それらの使用用途、国籍、そして無人航空機の偵察や攻撃から身を守るためのサバイバル・ガイドを記載したパンフレット。スパイ活動や攻撃を目的とした無人爆撃機から、人道的支援や災害救済のための民生機など、幅広い用途に広がる無人航空機。無人航空機が私たちの上空を飛び回ることをどのような条件で許容し、どうやって事故を回避するのか―。本作は、無人航空機に関する知識を普及し、こうした状況をより身近に議論していく必要性を示唆している。
Ruben PATER(オランダ)修士課程をSandberg Institute(アムステルダム)で学び、現在は、Design Academy Eindhovenで教鞭をとる。政治的なテーマを扱い、物語性を帯びた視覚的な作品に展開する。
『The Big Atlas of LA Pools』Benedikt GROSS & Joey LEE
データアート
2013/第17回アート部門優秀賞
本作は、現代における多種多量のデータ(ビッグデータ)―公開されたオープンデータやクラウドソーシング、シチズンサイエンス(一般市民が参加する科学研究活動)―のマッピングとその制作過程をグラフィックとして再構成した作品である。作者は、43,000個以上ものプールや人工水域を探して、その輪郭をなぞった。文脈に沿った情報のレイヤーを重ねたことで、意外な、面白い、あるいは不穏な、ロサンゼルスの社会と、物理的な地形の空間関係が浮かび上がる。
Benedikt GROSS(ドイツ)領域横断的に、思弁的デザイン、コンピュテーショナル・デザインを展開し、人と人、データ、環境の関係性に興味を持つ。
Joey LEE(アメリカ)インタラクションデザインや環境学、メディアアートの実践を通して、実験的な試みをする地理学者。
『PixelDrifter – the pixel-sorting app』Dmitriy KROTEVICH
アプリケーション
2014/第18回エンターテインメント部門審査委員会推薦作品
本作は、JAVAスクリプトのみを使ってピクセルを強力に分解するアプリケーショである。ピクセルのみならず、科学的なヴィジュアライゼーションと、人工知能に近いプログラムによってピクセルに新たな命を吹き込むことを目指している。このソフトウェアアートとしてのツール開発によって、作者はグリッチ(デジタル装置のエラーやノイズ)を超えた手法を導き出そうとしている。
Dmitriy KROTEVICH(ロシア)ロシア、サンクトペテルブルク出身。コンピュータサイエンスを研究。
関連プログラム
ALMA研究所レジデンス制作『STEP: Search for Extra-Terrestrial Poetics』
「ARTSAT:衛星芸術プロジェクト」は地球を周回する「宇宙と地上を結ぶメディア」としての衛星を使って、さまざまな芸術作品の制作を展開していくプロジェクトです。今回、日米欧が共同で運用する超最高性能電波望遠鏡(アルマ望遠鏡)を有する国立天文台チリ観測所にて、久保田氏自身がレジデンス制作を行います。
今回のアルマレジデンスにおいては、アルマ電波望遠鏡を宇宙からのデータを捕獲するメディアと捉え、アルマで受信された生のデータに触れる(知覚する)ことで、その中に潜む言語を探索、コード化し、そこから新たな詩学を発見すること=地球外詩学探査
(SETP: Search for Extra-Terrestrial Poetics)を試みます。http:artsat.jp
参考:アルマ望遠鏡ウェブサイト
関連イベント
アーティストトーク
出演:五島 一浩、石橋 友也、Alex VERHAEST オンラインモデレーター:久保田 晃弘
3人の出典作家が自作のコンセプトや素材、技法について語ります。3人のディスカッションを通じて、日本のメディアアート、日本のバイオアートの特徴を浮き彫りにし、さらにグローバルな視点からの位置付けを計ります。
ワークショップ
「Creative Coding for beginners(クリエイティブコーディング入門)」 講師:田所 淳
オープンなプログラミング言語 Processing を用いた、クリエイティブな表現のハンズオンワークショップを行います。色や形をコードという言語で表すことで、一体何が可能になり、何が不可能になるのでしょうか? 言語と表現を結びつけることを体験することで、メディアアートの未来を望みます。
デモンストレーション
映像とフレーム 作家:五島 一浩
フィルムのフレームは、ビデオテープの登場で一旦消滅し、デジタルムービーの登場で再び復活しました。五島による「コマの無い動画カメラ/映写機」システムによって、映像とフレームの円環が閉じ、新たなループが生まれました。果たしてこれから映像はどの方向に向かい得るのか?装置の仕組みを知りながら、未来の映像とそのための知覚について考えてみます。
プレゼンテーション&上映
プレゼンター:久保田 晃弘
本企画ディレクターによるプレゼンテーション。審査委員の視 点からみた文化庁メディア芸術祭の紹介とアルマレジデンス制作の成果報告もあわせて行います。終了後、アニメーションの上映を行います。
短編アニメーション上映:水江 未来『Fantastic Cell』 『LOST UTOPIA』『METROPOLIS』『MODERN No.2』『WONDER』、ひらの りょう『ホリデイ』、 Omodaka『Hietsuki Bushi』、大友 克洋『火要鎮』
上映
文化庁メディア芸術祭受賞作品上映
日時:10月20日(火)12:00- 上映プログラム「Beyond the Technology」
10月21日(水)12:00- 上映プログラム「Portrait of Japanese Animation」
10月23日(金)12:00- 上映プログラム「The Q of moving-image」
会場:Salón Blanco,MNBA
フェスティバル概要
メディアアート・ビエンナーレ
今年で12回目を迎えるチリの「メディアアート・ビエンナーレ」(Bienale de Artes Mediales=BAM)は、Franco Chilean Festival of Video Artを前身に1993年にチリの首都サンチアゴで始まりました。科学と技術、社会とアートをキーワードに、その年のテーマが決められ、出展作品がキュレーションされます。第12回のテーマは「SPEAKING IN TONGUES」。20世紀に解明されたFOXP2遺伝子は、あらゆる言語は数千年の時間軸の中で積み重ねられた経験値の法則から構築され、それらは人類以外のすべての生物に共通していると定義しています。2015年のBAMでは、私たちの現代技術は未来の言語生成にどのように影響を与えていくのかを、異なる世代やバックグラウンドを繋ぐ現代の社会のコミュニケーションに焦点を当て開催されます。会場はチリ独立100周年を記念して建立されたチリ国立現代美術館で、作品展示のほかにも、会期中には基調講演やアーティストトーク、映像作品の上映等が連日開催されます。BAMウェブサイト